誰もが"主人公"になれる会社
こんにちは!
駆け出しストーリープランナーのマイキーです!
今日は、「モチベーションアップと物語(ストーリー)」をテーマに思いついた事をペラペラと書き記してみました。
■モチベーションが下がってしまうと、どうなる?
「自分がやってる仕事なんて、誰でもできるし、、、」
「今の売上じゃ、会社に全然貢献できてないよ、、、」
「いつまで今の仕事をやらされ続けるんだろう、、、」
会社や組織の中にいると、自分に与えられた役割に不満を持ったり、自分が思ったように物事が進まなくて自己嫌悪に陥ったりすることが、誰でも一回くらいあったりする。
もちろん、そんな状況にいてもすぐに自分の役割の意義を見つけ出して、能力を発揮できる人もいるかもしれない。でも多くの人の場合、それらの問題はすぐに解決されることもなく、じわりじわりと人々のモチベーションをそぎ落としていく。
もしも、そんな状態が会社や組織の中で長くつづいたら、、、
もしも、そんな人々の影響で、会社や組織全体としての活力が低下するとしたら、、、
それは会社や組織にとって、とても大きな問題になることは間違いない。
■自分に与えられた役割の意味とは?
それでは、自分に与えられた仕事や役割に対して、モチベーションを高く保つためにはいったいどうしたらいいんだろう。
その一つの解決策として、「その仕事や役割の意味を伝える」事がある。
・与えられた仕事や役割が、何のためのものなのか?
・それに真摯に取り組むことで、どのような価値を提供できるのか?
・その価値を受け取った人々が、どのように幸せになるのか?
それらの質問に丁寧に答え、さらに自分が提供した価値によって人々の幸せを実感できるような感動経験を小さくても得ることができれば、少なくともそれらが理解できなかった時よりもモチベーションは上がるだろう。
■一つひとつの仕事に「物語(ストーリー)」を
このように、「仕事・役割の意味の理解」と「小さな感動体験」は、どのような仕事に就く人々のモチベーションをも高めてくれるだろう解決策の一つ。
でも、前者は他の人々と広く共有しやすいのに対し、後者の「小さな感動体験」は、一人ひとりの行動によってその体験結果が大きく変化する。もしかしたら、期待する結果とは別の結果が導き出されてしまうこともあるだろう。
そこで、その小さな感動体験部分を「物語(ストーリー)」にしてみるのはどうだろうか?
一つひとつの仕事や役割が、どのような価値を人々に提供して喜ばれているのかが疑似体験できる物語。会社や組織の主人公として、その仕事・役割に取り組む意義がわかりやすく伝わる物語が作れたら、それを読む人々も自分が会社の主人公になったつもりで、どんな小さな仕事や役割でも前向きに取り組む姿勢を身に付けられるようになるんじゃないだろうか。
そんな、会社の誰もが"主人公"になれる会社・組織を作りたい。
なぜ「物語(ストーリー)」が必要なのか?
こんにちは!
駆け出しストーリープランナーのマイキーです!
最初このブログを書き始めた時に、「なんで物語なの?」という疑問について
市況やまわりの環境に流されない、会社や組織を支えてくれる何かがあったら、、、
⇒ それが「物語(ストーリー)」じゃないか?
という、かなり飛躍したことを言ってた事にさっき気が付いた。自分で書いておきながら、全然意味わかんない、、、(汗)。
そこで、もう少し順番を追って頭の中を整理してみることに。
■なぜ「物語(ストーリー)」が必要なのか?
「近年、モノやサービスが至る所に溢れている」
と、こんな事が良く言われる。
実際、「欲しい」と思えば真夜中にでも温かいお弁当を食べる事ができるし、身近で手に入らない物でもインターネットを使えば大抵のものが数日中に手に入る。もし購入に必要なお金が十分手元になかったとしても、分割で支払ったり、借りたりすれば、後で支払うことだって出来てしまう。
あぁ、便利な世の中だなぁ、、、
でも一方で、「欲しい」モノやサービスに対して類似するたくさんの選択肢があると、どれを選んだら良いのかわからなくなる。 価格? 性能? 見た目? ブランド? 売ってる店が違えば価格も違う、同じ性能でも見た目が違う、ブランドが同じでも性能が違う、、、
「あぁ、どれを選んだらいんだろう? 自分が本当に欲しい物はどれなんだろう?」
そんな悩みを持ってる人が少しずつ増えてるんじゃないだろうか?
そして、そんな悩みを持っている人々が、「よかった!これにしよう!」と喜んで目的の商品・サービスを手に入れてもらうためにはどうしたらいいんだろう?
こんなことを考えていた時に、その商品・サービスを入手することで得られる体験を、入手する前に疑似体験してもらうことができれば、目的の商品・サービスを喜んで購入してもらえるんじゃないかなと。
そして、その疑似体験が「物語(ストーリー)」になったって感じ。
■「物語(ストーリー)」が求められる対象って誰?
「それじゃ、物語が必要なのって一般生活者に向けての商品・サービスを提供する時だけなの?」
と、そんな疑問がすぐに頭に浮かんだ。「物語(ストーリー)」が持っている価値って他にもあるのか? とりあえず、物語の持っている価値について思いつくままに箇条書きにしてみることに。
・一言で言い表せる「伝えたい事」がある
・最初から最後まで話がつながった「一貫性」がある
・起承転結といった「順番・時間軸」がある
・読み手の気持ちを惹きつける「共感性」がある
・内容をより鮮明に思い出せる「記憶定着力」がある
・子供でも理解できる「親しみやすさ」がある
その他にもあるかもしれないけど、とりあえず思いついたのがこんな感じ。これらの価値をいくつか発揮する事ができるシーンが、一般生活者に向けたもの以外で存在するなら、物語(ストーリー)の持つ魅力を展開することができるかもしれないな。うん。
こんなプロセスで、次に「物語(ストーリー)」が求められる対象者を考えてみた。
a. 企業・組織の将来を考える経営層 (中長期戦略策定支援)
概要:企業、組織の目指すビジョンを社内外に伝える時に、物語を用いて説明する
メリット:理解促進、伝達力向上、ロイヤルティアップ など
b. 高い目標を持った個人 (目標達成支援)
概要:個人の目指す未来に向けて、具体的な達成プロセスを物語を用いて整理する
メリット:目標とやるべき事の明確化、成功イメージの醸成 など
c. 社員研修をおこなう人事担当 (人材育成支援)
概要:企業の目指す姿と個人の興味・関心を、物語を用いて結びつける
メリット:モチベーションアップ、働く意義の発見、ロイヤルティアップ
d. 魅力的なプレゼンをしたいビジネスマン (プレゼンテーション支援)
概要:社内外プレゼンテーションで物語を用いて分かりやすく伝える
メリット:わかりやすい、共感を得やすい、記憶に残りやすい
と、こんな感じかな。d.はプレゼンテーションのノウハウ本を探したら既に存在しそう。a.やc.といった方向性が、少し可能性としてありそうな感じかな。なんとなく感覚だけど。
■まとめ
というわけで、まだ上手くまとまってないんだけど、今回再考したことでやっと少し「物語(ストーリー)」の持っているいくつかの価値が、企業、組織、個人の望む未来の実現に役立ちそうって感じが見えてきた。
この次のステップとしては、具体的に「物語(ストーリー)」を用いて企業、組織、個人の望む未来をどのように作っていくかという中身を考えていかなきゃな。
ここが一番難しくて、一番楽しいところだ♪ ウキウキ。
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「物語(ストーリー)」を切り口としたブランディング・コンサルティング・デザイン
noteproject (ノートプロジェクト)
URL : http://noteproject.jp
12分で12個のアイディアを生み出す発想支援ツール "IDEA CLOCK(アイディア・クロック)"
こんにちは!
駆け出しストーリープランナーのマイキーです!
今日は、一昨日頭の体操のために作ったワークシートをご紹介。
物語(ストーリー)の事ばかり考えてると、思考が偏っちゃうかなって思うし。
■"発想力(アイディア)"が求められる時代?
「何かいいアイディアない?」
こんな質問、受けたことありませんか?
個人的には数年前と比較すると、この類の質問ってビジネスの現場で急激に増えてきているんじゃないかなと思ってます。
そして、その理由はただ一つ。
商品もサービスも既に世の中にたくさん存在していて、以前の様に"提供すれば買ってもらえる"ようにはいかなくなったから。
つまり、他の商品・サービス"以上の魅力"を生み出して提供することが、近年いままで以上に求められてきているんじゃないかなと。
そして、その"以上の魅力"を生み出すのに、"アイディア"が必要なんです。
■"アイディア"はどうやって生み出すのか?
アメリカの広告業界で有名なジェームス W.ヤング氏は、アイディアについて著書でこのように述べてます。
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。」
「既存の要素を新しい組み合わせに導く才能は、物事の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい。」
アイディアって、頭の良い人だけに偶然生まれる奇跡の様なものじゃないんですね。ほっ、ちょっと安心。それなら自分にもできるかも。
そして、もうひとつこの言葉からわかったことが、アイディアを生み出す方法は「既存の要素の新しい組み合わせ」って事。アイディアが「既存の要素」から生まれるのなら、それを見つければ良いだけなんだな。今あるものなら、それはそんなに難しくなさそう。とにかく数を多く出せば、そのうちのいくつかは「あっ!」と驚くアイディアになるかもしれない。
難しそうなのは「新しい組み合わせ」を考えるところかぁ、、、う〜ん。
■新しい組み合わせを"強制的に"作る
ジェームス W.ヤング氏の言葉にあるように、"新しい組み合わせ"を作るのに物事の関連性を見つけ出す"才能"が必要なら、やっぱりアイディアを出すのって誰にでもできるものじゃないんじゃないか、、、
と行き詰った時、インターネットでいい方法を見つけちゃいました!
それが「強制発想法」という、アイディアを生み出す方法。
これは、斬新なアイディアが生まれる視点や切り口がチェック項目になっていて、そのチェック項目に沿って既存の要素の組み合わせを強制的に考えようというもの。才能のある一部の人はいいかもしれないけど、自分みたいな凡人には少し強制的にでもアイディア創出を後押ししてくれる方法があると、とても助かります。
1.既存の要素を数多く見つける
2.「強制発想法」を用いて、要素の新しい組み合わせを作る
さぁ、この二つの考え方があれば、自分でも魅力的なアイディアを生み出す事ができるかな?
■ゲーム感覚でアイディアを生み出せるワークシート "IDEA CLOCK"
「さぁ、それじゃこれからアイディアを生み出す二つの考え方に沿って、アイディアを出すぞ!」と、思った時、思い出しちゃったのが本来のこのブログの目的。
こんなふうに考え方を箇条書きにしたようなものが、物語(ストーリー)のように誰もにわかりやすく、使い勝手の良いものなのか?と。そして、これからの仕事に対する価値観で最も大事だと思われる「楽しむ」という要素は全くないんじゃないか?と。
と反省し、このアイディアを生み出す考え方を、ゲーム感覚で楽しめるものに変換してみました。
そうして出来上がったのが、12分で12個のアイディアを生み出す発想支援ワークシート"IDEA CLOCK(アイディア・クロック)"です。
使い方は簡単な3ステップ。
ステップ1.時計の中心にある「テーマ」の枠に、アイディア出しのテーマを記入します。(例:新しいデジカメ)
ステップ2.次にテーマの枠を取り囲む、12に区切られた内側の枠の全てに、テーマとは全く関係のないキーワードを自由に記入します。
(例:水、ボール、かわいい、扇風機、回る、プラスチック、、など)ステップ3.最後に一番外側にある12の枠内に、内側の枠のキーワードから連想するアイディアを埋め尽くしていきます。(制限時間:12分)
(例:新しいデジカメ x 水 = 水で動くデジカメ(電池レス)、新しいデジカメ x ボール = 全方位撮影デジカメ など)
そして上のステップに、いままでやってみて少し難しいと感じた部分の解決方法を加えると、
ステップ2
・テーマと全く関係のないキーワードを記入するところでは、名詞、動詞、形容詞など、要素をバラバラにした方が良いみたい。
・キーワードが思い浮かばない時は、今目に見えるモノの要素を選び出すと少し簡単になるかも。ステップ3
・アイディアは実現の可能性関係なく、「これは無理だろう!」と思うものも書いていただいて良いです。
・キーワードとの関係性がどうしても見つからない場合は、キーワードから連想できる要素でアイディアを展開してもOK。
と、こんな感じです。
■まとめ
今回は、ちょっと気楽にブログを書こうと思ってたのに、いつもより長い文章になってしまった。多分、伝えたいポイントがまだ明確に絞り切れてないんだろうな。反省。
誰かこのワークシートを見てくれて、いろいろ改良点なんかをアドバイスもらえると嬉しいです!
(上の画像をクリックして、オリジナルサイズを表示するとA4サイズでプリント可能な大きさのワークシートがダウンロードできます!)
"物語(ストーリー)"で実現したいコミュニケーション
こんにちは!
駆け出しストーリープランナーのマイキーです!
前回のブログの続き、、、を書こうと思った瞬間、「物語(ストーリー)」の位置付けについての図が一瞬頭の中に浮かんだので、忘れない様にメモっ!
こんな感じだったかな? 全く文言とか精査できてないけど、、、(汗)
ちなみにこの図は、自分の考えを相手に伝えた時の反応を「理解」と「共感」の軸で分けると、相手の行動を促す会話ができているかどうかがわかるというもの。
例えば、自分の伝えた内容に対して、相手の反応が右下の「」の様だったら、理解してもらうための論理的な説明を加える必要があるってことだし、反対に左上の様な反応だったら、相手の共感が得られるような話が足りてないって事なんじゃないかなというように使うイメージ。
つまり、人と人とのコミュニケーションにおいて、最も目指すべきは右上の"理解"と"共感"を満たすところじゃないかってことを表現した図がこれ。そして、それを効果的に実現させる方法が「物語(ストーリー)」なんじゃないかなって仮説を立てて、その可能性について模索しているのが今って感じです。
理解と共感を両立させる物語を自在に作れるようになる事が、自分の目指すストーリープランナー像です。
タイムマシンで未来に行って、取材する
こんにちは!
駆け出しストーリープランナーのマイキーです!
前回、「物語設定をつくる10の確認事項」というテーマで、サクセスストーリーを作り始めるにあたり何を最初にしなきゃいけないのかについて少し考えてみました。今回は、それじゃ物語の設定がある程度明らかになったとして、次にやらないといけないのは何だろう?という疑問について、考えながらブログを書いてみようと思います。
■”サクセスストーリー”のエンディングを考える
「さぁ、物語設定がある程度明確になった! 早速ここから”サクセスストーリー”へと展開していくぞ!」、と思いながら、うーん、うーん、、、と頭を悩ませて10分。物語設定の確認事項にあった、”課題”と”希望”の部分から課題を乗り越えて希望を手に入れるストーリーを考えようとするんだけど、いまいちどう進めていったらいいかわからない。
、、、行き詰った。(汗)
そこで、ちょっと頭を切り替えてみることに。物語設定を確認したことで、物語の起承転結でいう「起」となる設定ができた。そこで、次の「承」となる部分を考えようとしてたんだけど、実はそこに問題があるのかな。そうか! そもそもサクセスストーリーの最後にどのように成功してるのか、そこが明確になってないのに、「承」も「転」も作れないかも。
ということで、サクセスストーリーのエンディング(起承転結の結)について考える事にしました。
■タイムマシンで未来に行って、取材する
エンディング。どんな幸せな結末が、サクセスストーリーの最後に待ちうけているのか?でも、実際に今の時点で成功してるわけじゃないのに、成功した後のイメージなんて想像できない、、、って言ってたら、このサクセスストーリーを作る事ができなくなっちゃう。何かいい方法がないかなぁ。
、、、ピカーン!ひらめいた!
タイムマシンで未来に行って、成功を手に入れた時の主人公に取材してみるってのはどうだろう。取材に持っていくものは質問項目がいくつか書かれた用紙とデジタルカメラ、ボイスレコーダーってのもあってもいいかもしれない。
そして、準備ができたら物語の主人公が成功を手に入れた頃の未来に行って早速取材! 成功した主人公に聞いてみたい質問を全部聞いて、成功して喜んでる主人公の写真を撮影してみる。
質問事項の例
Q.夢に描いていた成功を手に入れて、今の心境は?(感情)
成功を手に入れてどんな気持ちなのかを、具体的な言葉やイメージにすると何か
Q.どんな成功を手に入れたのか?(成功の内容)
何を、どうすることで、どう成功したか。5W1H
Q.どのくらいの成功を手に入れたのか?(成功の規模)
できるだけ具体的に。数字化できるものは数字で。売上○○億円、顧客数○万人など
Q.成功した要因はなんですか?(成功の要因)
何がその成功を導いたと思うのか
Q.主人公を目指す人々にメッセージを頂けませんか?(心構え)
質問事項はその他にも、自分が成功した主人公に聞いてみたいと思う事を自由に入れたらいいと思う。
あと、もちろんタイムマシンなんて一般家庭にあるものじゃないから、未来に行った”つもり”になって主人公に取材するってことだけど(笑)。
■まとめ
こんなふうに、タイムマシンで未来に行ったつもりになって、成功を手に入れた主人公に取材ができれば、物語のエンディングとなる「結」を明確にすることができる。そして、物語の始まりと終わりが決まってしまえば、ストーリーの展開ももっとイメージしやすくなるだろう。
さぁ、エンディングのイメージがある程度固まった! 次は起承転結の「承転」の部分を作らなきゃ!
物語設定をつくる10の確認事項
こんにちは!
駆け出しストーリープランナーのマイキーです!
誰もが憧れる、成功者の ”サクセスストーリー”。そんな ”サクセスストーリー” を自分も手に入れたい!と思うなら、いっそのこと成功する前に作っちゃえ!というブログを先日書いた。
それじゃ、実際に ”サクセスストーリー” を作っていくぞー!ってやる気を出してみたんだけど、具体的に何から始めていったらいいの?と、早速壁にぶつかってしまったので、またまたいつものように考えながらブログを書いて答えを探してみる事に。
■とりあえず、はじめに主人公を定める。
“サクセスストーリー”となる物語をつくるにあたって、まず一番初めにやらなきゃいけないなと思ったのが、物語の設定を明確にしていくこと。昔話の「桃太郎」でいう、「昔々、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでおりました。」という部分。物語の導入となる部分があいまいだと、物語を通じて手に入れる成功も何なのかあいまいになってしまいそうだし。
そこでまず、「誰の」物語なのかを明確にしてみることに。つまり物語の主人公。サクセスストーリーの最後に「成功」を手に入れる幸せ者が誰なのか、一人なのか、二人なのか、チームなのか、会社なのか、それを定義すると、「あ、もっとこれも知りたいかも」と疑問がふつふつと湧いてた。
■次に、主人公の現状と主人公を取り巻く環境について考える。
物語の主人公が決まったら、次にその主人公がどんな時代の、どんな場所で、どんな事をやっているのかについて明確にしたくなってきた。ちょっと固めに言うと、5W1Hを明確にするって感じ。桃太郎で例えるなら、物語の導入部分から想像できる世界全て。おじいさんとおばあさんが暮らしてる時代から、住んでる家、着ている服、食べてるもの、芝刈りに行った山の荒れ具合から、洗濯に行く川の水量などなど、主人公を取り巻く環境が具体的にイメージできればできる程、物語の世界が頭の中に広がっていく。
そっか、ここまで書いてきてちょっとわかった。物語を書き始めるにあたって一番初めにやる事は、物語の内容を全く知らない読み手に、物語の背景を伝えて、物語の世界へ「さぁ、こちらへどうぞ」と招待することなのかも。それは、物語の前提となる「設定」を伝える事なんだ。
■物語設定をつくる10の確認事項
それじゃ、そんな物語の前提となる「設定」をどう作っていったらいいか。主人公と主人公を取り巻く環境について、少なくとも何を知りたいか、、、って考えながら知りたい事リストを作ってみるとちょうど10個ほどできた。
1. 主人公について
1-1. 起源 主人公の起源。どんな環境の中で、どんな想いを持って生まれたのか。桃太郎でいうと、「川から流れてきた桃から生まれる」ところ。会社でいうと、創業時。
1-2. 経緯 生まれてから現在に至るまでの過程。桃太郎でいうと「おじいさんとおばあさんに大切にされながらすくすくと育った」。会社でいうと、創業から現在まで。
1-3. 現状 主人公の現状。どんな考えを持ち、何をしようとしているのか。桃太郎でいうと、「りっぱな青年になり、人々を脅かす鬼を退治しに行こうとしている」状態。会社でいうと、現在の自社の状況。2. 環境について
2-1. 環境 主人公が所属する環境。桃太郎でいうと、「昔々の日本のとある町」。会社でいうと、所属している業界・市場。
2-2. 歴史 主人公が所属する環境の歴史。桃太郎でいうと、「鬼が町に来ては暴れている状況が長く続いていること」。会社でいうと、所属している業界・市場の起源から現在までの変遷。3. 登場人物について
3-1. 顧客 主人公が価値を提供する対象。桃太郎でいうと、「おじいさんとおばあさんを含む、鬼に脅かされている人々」。会社でいうと、商品・サービスを提供しているお客様。
3-2. 関係者 主人公と共に価値づくりをおこなう者。桃太郎でいう「いぬ、さる、きじ」。会社でいうと、ステークホルダー。
3-3. 競合 主人公の価値提供を妨げる者。桃太郎でいうと、ちょっと違うかもしれないけど「鬼」。会社でいうと、類似する価値を提供している競合他社。4. 課題と希望について
4-1. 課題 主人公が頭を悩ませている問題。桃太郎でいうと、「鬼が人々を脅かしている状況」。会社でいうと様々かもしれないけど、例えば「売上高の減少」「成長の鈍化」「新興企業の脅威」かな。
4-2. 希望 主人公の望む未来。桃太郎でいうと、「鬼のいない平和な世界」。会社で言うと、課題を乗り越えた先にある成功。
まだかなり突っ込みどころ満載なリストだけど、たたき台ということで(汗)。ただ、大体この10個くらいの要素が明確になれば、物語の読み手に「これは、こんな内容の物語なんだな」と事前に想像してもらう事ができるんじゃないかな。
■まとめ
サクセスストーリーという物語をつくるために、最初に何から始めたらいいかという疑問から、まず物語の背景となる「設定」を明確にすることが必要だということが見えてきた。振り返ってみると、物語の「起承転結」となる「起」の部分がここなのかな。
物語の「起」= 物語の背景(物語設定)
そして、さっきの確認事項の最後に挙げた主人公の「希望」を実現するために、いくつもの「課題」を乗り越えていく物語が、最終的にサクセスストーリーになっていくんだろうな。
"夢物語"と"サクセスストーリー"の違いは?
こんにちは!
駆け出しストーリープランナーのマイキーです!
昨日のブログで"サクセスストーリー"という言葉について気になった事を書いたんですが、今日はその続きで"夢物語"という言葉と"サクセスストーリー"との違いって何だろう?と悩んだ事について、ブログを書きながら整理してみようと思います。
■"夢物語"って何?
"夢物語"という言葉をインターネット国語辞典を使って調べてみると、
夢物語
1. 見た夢を語ること。また、その内容。夢話。夢語り。
2. 夢のような、現実的でない話。夢語り。「結局―に終わる」
と説明されていました。個人的には2.の説明文がちょっと興味深いんですが、一般的に"夢物語"という言葉が使われる場合、それは望みが叶う夢の世界の出来事であって、厳しい現実の世界とは関係がないというような、少しネガティブな印象を感じました。
「その夢物語、ほんと羨ましいなぁ」
「僕の夢物語なんだけど、ちょっと聞いてよ!」
というようなポジティブな使われ方をあまり聞いた事がないのも、ネガティブな印象を感じた理由かもしれません。
■"夢物語"と"サクセスストーリー"の違い
次に、"夢物語"と"サクセスストーリー"の両方に共通するものと、異なるものについてどんな要素があるのか考えてみました。
共通するもの
1. 成功を手に入れた状態
2. 成功とは無関係にある状態
3. 2.から1.に至るまでのプロセス異なるもの
1. "夢物語"は想像の出来事。"サクセスストーリー"は現実の出来事。
2. "夢物語"は行動が伴っていない。"サクセスストーリー"は行動した結果。
とりあえず、5分悩んでこれ以上出なかったんで、こんな感じということで(笑)。
こうやって共通するもの、異なるものを、ちょっと目線を高くして客観的に見てみると、"夢物語"に"行動"をプラスして"現実"にすれば、、、もしかして"サクセスストーリー"になるんじゃないかなって思えてきました!
■"夢物語"を"サクセスストーリー"にする
"夢物語"を"サクセスストーリー"にするための方法を、もっと簡単に理解できるように方程式を作ってみました。
夢物語 × 行動 = サクセスストーリー
とてもシンプルなんですが、、、こんな感じでしょうかね。計算例を作ってみると、
夢物語 × 0(誰にも言わず、良い夢みたなぁと一人で思う) = なにもおこらない
夢物語 × 1(人に伝える) = それは"夢物語"だよと言われる
夢物語 × 10(人に伝え、実現するために行動する) = 一定の成果を手に入れられる
夢物語 × 10 × 10 × 10 ・・・(人に伝え、実現するまで行動する) = サクセスストーリー
こんな感じでしょうかねぇ。
■まとめ
最初、"夢物語"と"サクセスストーリー"って裏返しの関係にあるものかと思ってたんですが、もしかしたら"夢物語"の先に"サクセスストーリー"があるという関係もあるのかなと思いました。
そうすると、昨日ブログに書いた"サクセスストーリーを作る"という行為は、能動的に"夢物語"を創造するという意味で、"サクセスストーリー"につながる一歩として間違いではないかもと再確認しました。
次は、"サクセスストーリー"を作るにあたって、具体的にどのようなプロセスで作っていったらいいかについて考えてみます。