12分で12個のアイディアを生み出す発想支援ツール "IDEA CLOCK(アイディア・クロック)"

こんにちは!

駆け出しストーリープランナーのマイキーです!

今日は、一昨日頭の体操のために作ったワークシートをご紹介。
物語(ストーリー)の事ばかり考えてると、思考が偏っちゃうかなって思うし。


■"発想力(アイディア)"が求められる時代?


「何かいいアイディアない?」

こんな質問、受けたことありませんか?
個人的には数年前と比較すると、この類の質問ってビジネスの現場で急激に増えてきているんじゃないかなと思ってます。

そして、その理由はただ一つ。

商品もサービスも既に世の中にたくさん存在していて、以前の様に"提供すれば買ってもらえる"ようにはいかなくなったから。

つまり、他の商品・サービス"以上の魅力"を生み出して提供することが、近年いままで以上に求められてきているんじゃないかなと。

そして、その"以上の魅力"を生み出すのに、"アイディア"が必要なんです。


■"アイディア"はどうやって生み出すのか?


アメリカの広告業界で有名なジェームス W.ヤング氏は、アイディアについて著書でこのように述べてます。

イデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。
既存の要素を新しい組み合わせに導く才能は、物事の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい。

アイディアって、頭の良い人だけに偶然生まれる奇跡の様なものじゃないんですね。ほっ、ちょっと安心。それなら自分にもできるかも。

そして、もうひとつこの言葉からわかったことが、アイディアを生み出す方法は「既存の要素の新しい組み合わせ」って事。アイディアが「既存の要素」から生まれるのなら、それを見つければ良いだけなんだな。今あるものなら、それはそんなに難しくなさそう。とにかく数を多く出せば、そのうちのいくつかは「あっ!」と驚くアイディアになるかもしれない。

難しそうなのは「新しい組み合わせ」を考えるところかぁ、、、う〜ん。


■新しい組み合わせを"強制的に"作る


ジェームス W.ヤング氏の言葉にあるように、"新しい組み合わせ"を作るのに物事の関連性を見つけ出す"才能"が必要なら、やっぱりアイディアを出すのって誰にでもできるものじゃないんじゃないか、、、

と行き詰った時、インターネットでいい方法を見つけちゃいました!

それが「強制発想法」という、アイディアを生み出す方法。

これは、斬新なアイディアが生まれる視点や切り口がチェック項目になっていて、そのチェック項目に沿って既存の要素の組み合わせを強制的に考えようというもの。才能のある一部の人はいいかもしれないけど、自分みたいな凡人には少し強制的にでもアイディア創出を後押ししてくれる方法があると、とても助かります。

 1.既存の要素を数多く見つける
 2.「強制発想法」を用いて、要素の新しい組み合わせを作る

さぁ、この二つの考え方があれば、自分でも魅力的なアイディアを生み出す事ができるかな?


■ゲーム感覚でアイディアを生み出せるワークシート "IDEA CLOCK"


「さぁ、それじゃこれからアイディアを生み出す二つの考え方に沿って、アイディアを出すぞ!」と、思った時、思い出しちゃったのが本来のこのブログの目的。

こんなふうに考え方を箇条書きにしたようなものが、物語(ストーリー)のように誰もにわかりやすく、使い勝手の良いものなのか?と。そして、これからの仕事に対する価値観で最も大事だと思われる「楽しむ」という要素は全くないんじゃないか?と。

と反省し、このアイディアを生み出す考え方を、ゲーム感覚で楽しめるものに変換してみました。

そうして出来上がったのが、12分で12個のアイディアを生み出す発想支援ワークシート"IDEA CLOCK(アイディア・クロック)"です。

使い方は簡単な3ステップ。

ステップ1.時計の中心にある「テーマ」の枠に、アイディア出しのテーマを記入します。(例:新しいデジカメ)

ステップ2.次にテーマの枠を取り囲む、12に区切られた内側の枠の全てに、テーマとは全く関係のないキーワードを自由に記入します。
(例:水、ボール、かわいい、扇風機、回る、プラスチック、、など)

ステップ3.最後に一番外側にある12の枠内に、内側の枠のキーワードから連想するアイディアを埋め尽くしていきます。(制限時間:12分)
(例:新しいデジカメ x 水 = 水で動くデジカメ(電池レス)、新しいデジカメ x ボール = 全方位撮影デジカメ など)

そして上のステップに、いままでやってみて少し難しいと感じた部分の解決方法を加えると、

ステップ2
 ・テーマと全く関係のないキーワードを記入するところでは、名詞、動詞、形容詞など、要素をバラバラにした方が良いみたい。
 ・キーワードが思い浮かばない時は、今目に見えるモノの要素を選び出すと少し簡単になるかも。

ステップ3
 ・アイディアは実現の可能性関係なく、「これは無理だろう!」と思うものも書いていただいて良いです。
 ・キーワードとの関係性がどうしても見つからない場合は、キーワードから連想できる要素でアイディアを展開してもOK。

と、こんな感じです。


■まとめ


今回は、ちょっと気楽にブログを書こうと思ってたのに、いつもより長い文章になってしまった。多分、伝えたいポイントがまだ明確に絞り切れてないんだろうな。反省。

誰かこのワークシートを見てくれて、いろいろ改良点なんかをアドバイスもらえると嬉しいです!
(上の画像をクリックして、オリジナルサイズを表示するとA4サイズでプリント可能な大きさのワークシートがダウンロードできます!)